マスクをつけることが難しい方からの接触感染、飛沫感染を予防する方法

マスクの目的として①自分が感染していた場合に周りに感染させないこと②周りから感染しない予防のための二つがあります。


6月5日のWHOのガイダンスでも、60歳以上や基礎疾患(心血管疾患や糖尿病、慢性肺病気、がん、脳血管疾患、免疫抑制)のある患者は予防のための医療用マスクの装着をすすめられており、多くの利用者がこの範疇になるかと思います(Advice on the use of masks in the context of COVID-19)*1。

 

認知症の利用者については繰り返し思い出させること、知的障害がある方についてはやさしい日本語やイラストを用いた啓発等を行うなどの工夫を継続的に行ってください。しかしながらどうしてもマスクを装着できない利用者の介護を考える際には、介護する側の②の観点が重要と思います。

 

SARS-CoV-2のみならずその他のコロナウィルスも含めた解析の結果にはなりますが、感染のオッズ比が距離1m以上で0.18倍、マスクで0.15倍、保護眼鏡で0.22倍との報告(Lancet. 2020 Jun 01; 31142-9.) *2 とされており、先述のWHOのマスクに関しての助言でも介護者には医療用マスクの使用をすすめています。


また、マスク以外にも頻回の換気や一処置ごとの手指衛生やドアノブなどの環境消毒などの予防策は継続してください。

参考(1):WHO「Advice on the use of masks in the context of COVID-19」
https://apps.who.int/iris/handle/10665/331693

参考(2):Derek K Chuなど「Physical distancing, face masks, and eye protection to prevent person-to-person transmission of SARS-CoV-2 and COVID-19: a systematic review and meta-analysis」Lancet. 2020 Jun 01; 31142-9.