マスクをつけることが難しい方に対し、マスク以外で利用をお願いできるものはありますか。

①自分が感染していた場合に周りに感染させないための観点から考えます。
WHOの提言では流行地域に限って非医療用マスクの装着をすすめており(Advice on the use of masks in the context of COVID-19)*1、厚生労働省は新しい生活様式としてマスクの装着をすすめています。

マスクをつけられない理由・状況にもよりますが、もしも感染していた場合に、装着により飛沫を予防できる一定の効果はあると考えますので、介護者ではなく利用者の方が利用することを前提として、通気性のよい快適なマスクで装着可能となるようであれば装着は選択肢かとおもいます。
通気性の良いマスクについては、スポーツ用品各社やファストファッション店が商品化を進めているスポーツ向けマスクほか、ガーゼ等で手作りすることができます。


②予防の観点から考えます。WHOは60歳以上や基礎疾患(心血管疾患や糖尿病、慢性肺病気、がん、脳血管疾患、免疫抑制)のある患者は感染予防のための医療用マスクの装着をすすめており、介護施設などの利用者の多くはこの範疇かと思われます(Advice on the use of masks in the context of COVID-19)*1。

しかしながら、認知機能の問題からつけても外してしまう場合は装着困難となります。その場合は周囲の感染状況や面会などの人との接触がどの程度あるのかなどから総合的に対応を検討してください。
頻繁に顔を触ってしまうことで手から顔に感染が成立してしまうリスクを懸念する意見もあります。その場合でもアルコールなどを用いた手指衛生など感染予防は可能な限り行ってください。

参考(1):WHO「Advice on the use of masks in the context of COVID-19」
https://apps.who.int/iris/handle/10665/331693