認知症の利用者に対応する際はどのような点に注意すべきでしょうか?

認知症の利用者は、マスクやフェイスシールドの使用が難しい場合や、いつもと違う環境に置かれることが理解できない場合があります。感染疑いのある方へのケアにあたっては個人防護具を着用しながら、利用者が警戒感を抱かないように毎回説明を行う必要があると思われます。

台湾アルツハイマー病協会が作成した新型コロナウイルス対応のハンドブックの第4章「イニシアチブをとり、認知症の人をケアし、繰り返し思い出させる」に基づいて、認知症の利用者への関わり方を一部抜粋します。
・適切な手洗いやマスクの着用について、明確で簡単で認知症の方が理解しやすい方法で示し、必要ならば実践しながら説明を行ってください。
・「目や鼻を触らないでください」などの禁止の形で感染予防策を示しても協力してもらうことは難しいことが考えられます。代わりに、手洗い、手指消毒、身の回りの消毒を増やすよう、積極的に注意喚起を行ってください。
・認知症の利用者が感染予防策を守っていない場合は、専門の介護者がアドバイスする必要があります。理由を説明し、注意をそらし、直接非難しないようにしてください。

参考:台湾アルツハイマー病協会(TADA)「TADA's Reference Handbook of Dementia Care responding to COVID-19」
https://www.alz.co.uk/sites/default/files/pdfs/TADA%27s-Reference-Handbook-of-Dementia-Care-COVID-19%20.pdf